Minitab®のこのお客様は、世界的な大手太陽光発電技術および再生可能エネルギー企業です。20年以上、太陽光発電モジュールのリーディングメーカー、太陽光エネルギーソリューションのプロバイダーとなってきました。競争力のある、低公害の電力を、エネルギー買い手の大手に供給し、サステナビリティに取り組んでいます。
課題
製造工程の原因不明の非一貫性
太陽光発電企業の中国上海拠点では、研究開発マネージャーが問題を抱えていました。現地のチームが、製造工程で、窒化ケイ素膜の膜厚に許容不可能なバラツキを見つけたのです。太陽電池の表面エネルギー効率を高め、社内基準を満たせるよう、膜厚を制御する必要がありました。理想的な膜厚は77~87nmです。
上の図に示されているように、最初の工程で膜厚が上限を超えていることに気づきました。工程に問題がありました。ほとんどのデータが平均を上回り、工程能力は比較的低かったのです。結果として、工程の不良率がとても高くなっていました。
顧客
世界的な太陽光発電技術および再生可能エネルギー企業
組織プロファイル
- 2001年創設
- 2006年ナスダック上場
- カナダ・オンタリオに本社
課題
世界的な大手太陽光発電技術および再生可能エネルギー企業は、製造した窒化ケイ素膜の一部の厚みが社内基準に満たないことに気づき、太陽電池表面のエネルギー効率を高めるために厚みを管理する必要がありました。
使用する製品
Minitab® Statistical Software
Minitab Engage™
ソリューション
Minitab® Statistical SoftwareとMinitab Engage™に含まれている強力なグラフ作成・分析ツールを使用して、膜厚の差の原因を特定し、是正することができました。
結果
- 太陽光パネルのエネルギー効率を81%から88%へと、7%高めました
- 総売上高を年間650,000人民元(101,400米ドル)増やしました